首都高機械メンテナンス株式会社

OBメッセージ

新生麦事務所が管轄する首都高のトンネルは12あり、私はそこに設置されている水噴霧設備、泡消火設備、消火器などの点検、補修を行っています。それぞれのトンネルに設置されている設備は異なりますが、定期点検だけでも泡消火栓や消火器の点検、泡消火栓の発泡試験、水噴霧設備の放水点検などがあり、常に現場は動いている状況です。
以前は辰巳事務所に配属されていて、料金所・建物を担当していました。思い出されるのは、当時、特高受電室という5000ボルトの高圧受電施設に5台ある空調機のうち4台が故障したことがあり、夜通し復旧作業に携わったことです。特高受電設備にトラブルがあると換気や照明など首都高全体に影響が出るので非常に緊迫した状況でした。
今のトンネル消火設備もそうですが、お客様は首都高を安心して利用し、その安全性についても「当たり前」と思っています。その「当たり前」を支え、守っている使命感は強く持っていますし、誇りでもありますね。
仕事は、工事計画を立てて進めていきますが、思い通りに動いていくときは面白さを感じます。水噴霧の点検などでは50人以上が係わる大規模な作業になるのでそれを動かしていく醍醐味もあります。難しさは時間の制約が多いので他社との調整をとっていく点などです。首都高は常に動き、機能していますから、道路の規制ひとつとっても時間や状況を慎重に検討する必要もあるし、首都高のほかのグループ会社の緊急工事が入っているケースもあったり、臨機応変に最適な対応を考えメンバーを引っ張っていかなくてはなりません。主任になったばかりなので、リーダーシップ面ではまだまだ経験と勉強が必要ですが、メンバー間のコミュニケーションはとても良く、困ったときに助け合えるチームワークが自慢でもあります。
将来的には辰巳事務所でもトンネル消火設備を担当してみたいです。新生麦事務所より規模が大きくなるので、大変さは増すと思いますが、それ以上にヤリガイも大きくなると思うからです。