辰巳事務所の第1課は8人体制でトンネル換気、路面排水を担当しています。そのなかで私は主にトンネル換気を担当し、補修工事、維持・点検などを行っています。点検は換気機をメインにチェーンブロックやトンネル内の空気を浄化排出する電気集塵機、脱硝装置やトンネル内に設置されている各種計測器などが対象になります。
印象に残っている仕事は昨年からスタートし現在も続いている、ジェットファンの点検整備です。新都心トンネルにジェットファンは18基設置されていて、これを昨年から順次分解整備しています。1基1.3トンという重量がある、大きな換気設備です。だいたいが2基で1セットになっていて、1基ずつ着脱してメンテナンスをし、落下防止装置とともに戻して運用できるようにします。大規模なため一度にすべてはできませんから順次行い、今年度は5基の点検整備を行う予定です。
こうしたプロジェクトと並行して日常的な換気設備の点検も行っています。私たちの仕事は工事の計画、協力会社への発注、管理が大きな流れになります。親会社である首都高速道路（株）と定期的な会議があり、点検結果の報告とともに補修提案などを行い、グループ企業とも連携をとって仕事を進めます。
首都高という都市機能を支えているインフラに携わっていられることは仕事をするうえでの大きなモチベーションになっていますね。自分が工事で係わった現場を通るときなどは、誇らしい感じもするし、ヤリガイを感じます。
会社の社風として、若い人でもどんどん仕事を任せてもらえます。社員の仲もよくチームワークも抜群なので気持ち良く仕事ができる点も魅力だと思っています。
今後は、会社の方針でもありますが、今まで担当していない分野の仕事を一通り経験したいと思います。そのなかで将来の方向を考えていきたいですね。まだ取れていない各種資格を取得し経験を積んだうえで、すべての現場を管理できる現場代理人になるのが目標です。